
[おっさんレンタル] 未だ答えが見い出せない依頼者との距離感
先日の英BBCの取材で突っ込まれたのが、
リピート率がかなり高いが、一度お会いした依頼者からず〜〜っとレンタル料を取り続けるのか?
何度か会って仲良くなっても友人とはならず、レンタルの関係でい続けるのか?
この質問は非常に困ります。定義がないので。
けど、おっさんレンタル、傍から見たら人の興味はそういうところなんだと思う。
一度お会いして意気投合すればその後は友人としてでしょ?って、フツーに想像できることですが、そもそも一度会って2回目以降はレンタル料をいただかないレンタルはレンタルとは言わないし、リピートカウントにはならない。リピートとは、キチンとお金を頂いて初めてリピート、というのがノハゲの定義。
一度お会いして、その後友人として会うなんてことしてたら身が持たない💦
おっさんレンタルは「ビジネス」ではないから、そこの線引が難しい。
ビジネスだったら、出来る限り延長したり、リピートにつなげたりって「企業努力」をするという、いわばビジネスライクな方向に向かえるのですが、如何せん1時間1000円、ビジネスにはならないので、そのようなモチベーションは全くなく、どちらかというと、「せっかくご指名いただいたのだから全力で対応しよう」と、その時々のレンタルに全力に向き合うのみ。
ノハゲだって人間、例えば5回以上レンタルされたら、たまにレンタル料をいただかないこともあるし、飲食費をいただかないこともあります。そこはよしなに対応してます。
ただ、過去を振り返って、強いて線引しているとするならば、
仕事や個人的(金銭的)メリットに絡む関係性になったらレンタル料をいただかない
なんだと思う。(取材でもそう答えた)
で、
先日、あるリピーターさんがこんなことを言っていた。
人は会えば会うほど互いにボロが出る。
例えば芸能人は距離感があるから人は幻想を抱き、珍重し、憧れる。
しかし、もし、距離がグッと縮まれば単なる一般人と感じ、幻想が崩れる。
と。
その人に、自分で言うのも何だけど、「ノハゲファンもたまにるんだよね〜」って言ったら、
そういう人とはなおさら距離をおいた方がいい
って言われた。
そういう人はノハゲさんに会うだけで満たされるから。
無理に頑張らなくても、喋らなくても、時を共有するだけで相手は満足するので。
無駄に多くの時間を共有して幻想を壊さない方がいい。
ノハゲさんのお忙しい時間をいただいているだけで満足なんです。
長時間会えば会うほど自分の価値を下げるんですよ〜…
と。
天津木村さんがおっさんレンタルやってた時にリピートは受付けないお一人様1回限定というレンタルポリシーでやっていた。理由はいろいろ聞きましたが、今思うと、さすが著名人、セルフブランディングが何たるかをわかっているし、距離のとり方がうまいなと改めて思った。
レンタルおっさんという商品(キャラクター)として?
一人のおっさん(人間)として?
どっち?
そんなのどっちでもいーじゃねーか!ってお叱りを受けそうですが、いやいや、少なくともそこは依頼者にフェアな、キチンとした自分の中のルールを作らないといけないと思う。
その線引が難しいのがおっさんレンタルの面白さでもあり難しさでもあると…
これが未だ解が見いだせないままレンタルに取り組んでいるノハゲの苦悩…💦
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